「訪問看護師になってみたいけど、将来性はどうなの？」
「訪問看護師のキャリアプランのモデルを知りたい！」
「訪問看護って、長く安心して働ける？」
訪問看護師に転職してみたいものの、今後のキャリアを考えて悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
千葉市には、キャリアアップしていける訪問看護求人がたくさんあります！
筆者の実体験や、モデルケースなども紹介しながら、訪問看護師のキャリアパスについて解説していきます。
1.訪問看護は2025年問題で需要が高まっている
①2025年問題とは
「2025年問題」とは、団塊の世代が後期高齢者になることで、医療や介護の需要が高まり、供給とのバランスが崩れる可能性があるという問題のことです。
病床数の不足や医療従事者の不足などの問題が生じる可能性があると言われています。
②2025年問題に向けて、地域での支援体制を整備する方針へ
2025年問題に対して、国は「地域包括ケアシステム」の構築を目指しています。
つまり、住み慣れた地域で自分らしい生活ができるように、地域の支援体制を整えていくということです。
地域包括ケアシステムを構築するために、訪問看護師の役割が期待されています。
③訪問看護師に期待される今後の役割
今後の訪問看護師への期待は高まってきています。
日本看護協会、全国訪問看護事業協会、日本訪問看護財団が策定した「訪問看護アクションプラン2025」では、以下の4つの項目を目指していることが記されています。
・訪問看護の量的拡大：
訪問看護ステーションを全国的に整備し、訪問看護師を安定的に確保する
・訪問看護の機能拡大：
自宅への訪問だけでなく、訪問場所や対応できる機能を拡大する
・訪問看護の質の向上：
訪問看護師や、訪問看護ステーションの管理者を育成する
・地域包括ケアへの対応：
地域住民や行政なども巻き込んで、地域包括ケアシステムを作っていく
つまり、今後さらに需要が増えていく分野になっています！
2.訪問看護師のキャリアパス
①訪問看護ステーションの管理者
訪問看護師として長く働いていくと「訪問看護ステーションの管理者」を目指す方もいます。筆者自身も、訪問看護ステーションの管理者経験があります。
管理者業務と訪問業務を兼任するステーションもあれば、管理者業務に専念できるステーションもあり、ステーションの方針によってさまざまです。
主な業務は、訪問看護ステーションの経営（マネジメント）になります。具体的な業務は、採用や育成に携わったり、利用者獲得のための経営戦略を考えたりすることです。
一見現場から離れてしまうようですが、働く訪問看護師目線や、患者さん目線で経営することが求められます。訪問看護師としての経験が生かされるため、やりがいのあるお仕事です。
②認定看護師などのスペシャリスト
訪問看護ステーションの管理者としてマネジメントスキルを磨く方もいれば、スペシャリストとして現場に立ち続けている方もいます。
訪問看護師だと、「在宅ケア認定看護師」を目指す方が多いようです。
それ以外にも、「緩和ケア」や「認知症看護」など、訪問看護師が目指せる認定看護師、専門看護師もあるため、スキルアップを目指す方にはおすすめです。
あわせて、日々の訪問看護業務でスキルアップを目指す方は、「特定行為研修」を受ける方もいます。
「胃ろうカテーテルの交換」や「褥瘡の治療における血流のない壊死組織の除去」などの研修は、実際に在宅医療の場でも需要が高いです。
研修参加のサポート体制が整っている訪問看護求人もたくさんあります！
③訪問看護ステーションを立ち上げる
筆者の同僚にも、自身で訪問看護ステーションを立ち上げている方がいます。
「こんな訪問看護ステーションがあればいいのに」「だったら自分で作ろう！」と一念発起したそうです！
訪問看護ステーションによって、理念や方針は異なります。
自分なりの訪問看護ステーションを立ち上げるため、起業を目標にして訪問看護師として経験を積んでいる方もたくさんいます。
④ケアマネージャーなどにキャリアチェンジ
ケアマネージャー（介護支援専門員）とは、要介護者や要支援者など、地域の方々の介護に関する相談に乗ったり、ケアプラン（介護サービスの計画書）を作成したりするお仕事です。
千葉市でも、在宅で療養生活をする方々の多くはケアマネージャーが関わっています。
訪問看護師として仕事をしていると、ケアマネージャーと関わる機会がとても多いです。看護師として医療的な知識を持ちながら、介護業界で活躍したい方はぜひ参考にしてみてください。
3.訪問看護師は長く働ける！
①長く働きたいと思える職場に出会えた、筆者の体験談
筆者は、じっくり患者さんに関わりたいという思いから訪問看護師を志しました。
訪問看護ステーションに転職してからも、これからも訪問看護師として長く働きたいと思えています。
実際に訪問看護師になってからは、1人の利用者さんに1時間じっくり関われることがやりがいです。
経験を積み、訪問看護ステーションの管理者になってからは、利用者さんのお宅にお邪魔する機会は減りました。ですが、部下の看護師達の成長や、地域の方々に頼っていただいてお仕事をもらえる喜びなど、新しいやりがいを感じることもできています。
②ライフステージに合わせて長く働く女性も多い
千葉市の訪問看護師でも、土日休みや時短勤務が選択できる求人や、妊娠中や出産後はオンコールが免除される求人は多くあります。
女性の看護師さんで、ライフステージに合わせて働けるという理由で訪問看護を選択する人もいるようです。
③キャリアアップもワークライフバランスも重視できる
「訪問看護師として、どんどんスキルアップしてバリバリ働きたい！」
「勤務時間はセーブして、家族との時間を増やしたい。」
などいろんな働き方ができるのも、訪問看護師です。
今の自分の状態に合わせて、理想の働き方にあった訪問看護求人を見つけることが大切です。
④病棟へ戻ることもできる！
再転職の際に、訪問看護ステーション勤務はブランク扱いにはなりません。
訪問看護でも、ルート確保や褥瘡処置などの医療処置に携わる機会はたくさんあります。
むしろ、さまざまな疾患の方を看護してきたスキルや退院調整などの経験は、どの職場に転職することになっても、アピールすることができます。
4.看護師としてスキルアップし続けられる
①看護技術を実践できる
訪問看護師は、病棟看護師に比べて医療処置を行う機会が減るため、看護技術を忘れてしまうのでは…と心配される方も多いようです。
訪問看護でも、医療処置を経験することはできます！
ただし訪問看護ステーションによっては、軽症の方や精神科に特化していて医療処置が少ないステーションなどもあります。心配な方は、千葉市の求人を探す段階でしっかり確認しておくと良いでしょう。
②退院調整スキルも身に付く
筆者は、訪問看護師として患者さんのお宅にお邪魔して、病院で看護師をしていた時には想像もつかなかった退院後の生活を知ることになりました。
お薬管理ができず、退院当日から1度もお薬を飲まずに捨てていたり、1日中テレビの前に座ってまったく運動していなかったり…
訪問看護師はそういった経験を経て、より深く広い視点で退院調整できるようになります。
5.まとめ
今回は、訪問看護師の将来性とキャリアアップについて、筆者の体験談も踏まえて解説しました。
在宅医療の必要性が高まる中、訪問看護はどんどん需要が高まっている分野です。将来性もあり、キャリアアップしていきたい方にもぴったりです。
スキルアップやキャリアアップを応援してくれる、千葉市の訪問看護求人もたくさんあります！
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