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看護師

健診センターで働く保健師の仕事内容

皆様は「保健師」と聞くと、どのような仕事内容をイメージされるでしょうか。
行政の保健師、市町村の保健師、産業保健師、産業保健コンサルタントなど、保健師の職場や仕事内容は多岐に渡ります。
私はその中で、病院の「健診センター」で保健師として勤務しております。
メインの仕事である特定保健指導から病院独自の委託産業保健サービス、企業の健康相談など、仕事内容は多岐に渡ります。
今回はその仕事内容を詳しくお伝えできればと思います。
皆さんの転職活動の参考になれば幸いです。

特定保健指導(特保)を行います!

特定保健指導って知っていますか?

特定保健指導(特保)とは、特定健診とセットで行われる保健指導のことです。
特定健診とは40~74歳までの方を対象に行われている健診で、メタボリックシンドロームに着目しています。
特定保健指導とは特定健診を受けた方の中から、生活習慣病のリスクが高い方(主に腹囲+血圧・中性脂肪、血糖値の3項目の中から1つ以上該当)に対して生活習慣改善を行うために、保健師・管理栄養士などが面談を通して生活習慣を見直すサポートをします。
腹囲(もしくはBMI)+該当項目の数によって、積極的支援(該当項目2つ以上)、動機付け支援(該当項目1つ)に分かれます。

特定保健指導はただ面談をすればいいわけじゃない!

「保健指導」と聞くと、簡単そうと思う方がいるかもしれませんが、案外人の話を聞くのって難しいんです。
しかも、特保は生活習慣を振り返ってもらう中で、本人が取り組みやすそう、かつ効果が高いものを提案し、内臓脂肪減少を目指さなければならないので、最初は伝えたいことと聞きたいことがまとまらず、わかりにくい面談となっていたと思います。(笑)
当然、本人が主体となり、自分事として捉えられるような支援が必要になってきます。
本人が興味がないことをいくら勧めても、やってもらうことはできませんよね。
そのため「どう考えているのか。」「何ならできると思っているのか。」「生活リズムを考えて実現可能な内容は何か。」「生活習慣を変えたくない理由はなんだろう。」など、本人の反応や話す内容、様子などから察し、解釈し、効果的かつ本人がやる気になれる取り組みを模索し、最終的には減量成功にたどり着くことが求められます。
看護師としてもたくさんの指導はしていましたが、特保はあくまでも本人主体です。
しかし専門職として意見するところはしないといけないので、面談を始めた当初は本人がやりたいことと自分がアドバイスすることの塩梅が掴めず、苦労しました。
しかし今では人の話を聞くことが大好きになり、その人の価値観や考え方を知ることが楽しくなりました♪
それも親身になって教えてくださった先輩と経験のおかげだと思っています!

特定保健指導を行う対象者と実施場所!

(1)個別契約を結んでいる健康保険組合員様(特定健診後、当日面談をする。健診センター内)
(2)市町から委託され、特定健診終了後約1~3か月後に市町の国保加入者に対して、健康保健センターに出向いて特保を実施する。
(3)健保から委託され、企業の健保加入者に対して企業に出向いて特保を実施する。
大枠はこの3つになります。
健診センター内の特保は毎日行っていますが、市町や企業は実施日を決め、特保を行っています。

特定保健指導の継続支援を行います♪

電話支援・メール支援・手紙支援を行います♪

先ほど、特保の概要についてお話しましたが、特保とは継続支援もセットになってきます。
継続支援とは何かといいますと、まず初回面談では減量目標と、生活習慣の中での「行動目標」(主に食事・運動・休息の3本柱)を決めます。例えば…3か月で-2kg達成する!
そのためには⑴夕食のごはんを2割減らす、⑵1日の味噌汁は1杯までにする、⑶毎日ウォーキング30分をするなどです。
そして1人だと挫折してしまう方も少なくないため、特保では必ず「継続支援」と称して電話もしくはメール、手紙などの連絡手段を用いて、本人の体重・腹囲の推移、行動目標の達成状況などを定期的に確認します。
連絡手段は上記3つの中から、本人にやりやすい方法を選択してもらい、専門職が本人の立案した目標に沿って一緒に伴走します。
継続支援実施の際には、本人の身体的状況だけではなく、精神的状況、また本人のがんばりを認める、本人の状況を加味し、目標の変更をするなど、専門職としての知識・スキルを用いて、減量意欲を維持できるようにサポートします。
契約にもよりますが、大体3~6か月間のサポートになります。

委託産業保健サービスも展開しています

労働安全衛生委員会の出席

労安委員会とは、従業員50人以上の企業では設置が義務づけられており、職場巡視から、ストレスチェック、時間外残業の状況、産業医から見た現在の企業の安全衛生の実態などの情報共有のために開催されています。
職場での事故や事件を予防するための「安全」の視点と、企業全体・従業員の健康状況やメンタルヘルスなどの「衛生」の視点を併せ持った委員会です。
ここで私たちはミニ講和と称して、その企業の健診結果を分析し、テーマを決めて委員会出席者に対して情報提供を行っています。
テーマはその時期に応じてタバコやメタボ、減塩、年末年始の食べ過ぎ対策など多岐に渡ります。
近年では、企業の健康経営が話題となり、健康に関する取り組みも企業が行う必須事項となってきています。
少しでも企業全体が健康でいられ、生産性が維持できるよう、委託という立場ではありますが、客観的な視点を持ちつつサポートしています。

休職者の復職支援

企業の規模によっては、企業内に保健室や保健センターがない企業もあります。
そのため企業と個別に契約を結び、求職者が出た場合には保健師面談を行う場合もあります。
必要時には産業医に連絡を取り、保健師で対応可能な場合は、定期的な保健師面談を通して復職支援を行います。
産業医との密な連携が必要になってきます。

企業の健康相談も行います♪

企業で働いている従業員様の健康相談を行います。

こちらも企業との直接契約になりまして、特保に関係なく、健診を受けた従業員の方に対して、「何か体調面で心配なことはありませんか。」と健康相談を行います。
1人20分程度と短時間ではありますが、従業員の皆様が少しでも健康に意識を向けられるようにサポートをしています。
また健診結果によっては紹介状が届き、二次健診が必要な場合もありますが、放置してしまう方も少なくありません。
そのような方に正確な情報提供を行い、二次健診の必要性などをお伝えし、受診勧奨を実施することもあります。

ライフマネジメント研修も行います♪

皆さんは入職時に健康や心のマネジメントの仕方などの講和や話があったことを覚えているでしょうか。
こちらは新入職者の方向けに、パワーポイントを作成して食事面・セルフコントロール・メンタル面のコントロールの仕方などをお話しします。
企業から依頼があった場合には、私たちが企業に出向き、ライフマネジメント研修と称した上記内容の講和を行います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
健診センターの保健師の仕事は多岐に渡り、特定保健指導だけではなく、委託の産業保健も行うため、まんべんなく経験することができます。
私はまだまだ新米保健師ですが、数か月後には講和の予定も入っておりますのでがんばらないといけないですね。(笑)
看護師もそうですが、保健師も人と共に自分も成長できる職業だと思いますので、コミュニケーションを大事に、今後も精進していきたいと思います。
このように私も看護師から保健師に転職し、そのさいはエージェントや求人サイトを使用して転職活動を行いました。
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あなたに合った求人がきっと見つかりますよ♪

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