訪問看護師として働くなら、地理を把握している千葉市で働きたい！
都心は賑やかさがあって、自然が豊かな千葉市で、訪問看護に転職したい！
でも、訪問看護の求人ってどこで探せばいいの？
訪問看護ステーションを決める基準は？
ベテランのイメージがあるけど、20代でも働ける？
訪問看護ステーションは場所によって条件が異なることも多いため、せっかく転職したのに希望の仕事ができなかったなんてことも…
訪問看護の求人の探し方や、面接対応には、病院とはちょっと違ったポイントがあります。
今回は、千葉市の訪問看護ステーションへ転職を考えている看護師の方へ、訪問看護師として勤務経験のある現役看護師が、転職活動のステップを解説します！
1.転職活動を始める前に、まずは自己分析
①転職活動にかかる期間は3ヶ月程度。退職時期にも注意が必要！
転職活動を始めるために、まずは退職時期を決めます。
転職活動期間は、情報収集から応募、面接、そして内定するまでで約3ヶ月程度です。それを見越して、今の職場への報告時期を決める必要があります。
法律的には2週間前までに退職の申し出をする決まりがありますが、病院によって就業規則が異なるので、早めに調べておくと良いでしょう。
訪問看護ステーションの内定が決まる頃には、円満退職する準備ができているように、スケジュールを立てておくのがポイントです。
②千葉市で訪問看護をやりたいと思った理由を改めて考えてみる
「訪問看護をやりたい！」と思った理由を明確にしておくと、求人情報を探す際や、自己アピールを考える際に役立ちます。
なんとなくで転職してしまうと「なんだかイメージと違った…」となりかねません。
たとえば「給与アップ」「ワークライフバランスを整えたい」「今後のキャリアアップのため」など、どんな理由でも大丈夫なので、譲れないポイントを決めておきましょう。
③志望理由から自己分析することで、求める条件が見えてくる！
志望理由を考えることは、自己分析にもなります。
筆者が訪問看護を始めた理由は、「患者さんとじっくり話したい」という思いがあったからです。なので、訪問1件あたり60分を基本とする訪問看護ステーションを中心に探し、実際に利用者さんとじっくりコミュニケーションを取れる職場で働けました！
たとえば「ワークライフバランスを整えたい」なら、残業時間やオンコール体制などを中心に見ていく必要がありますね。
いろんな情報が集まると迷ってしまいがち。自分の軸を持っておくと安心です。
2.千葉市の訪問看護求人の情報収集
①訪問看護の情報収集先はさまざま。SNSを活用するのも有効！
千葉市の訪問看護求人を探すには、看護求人サイトや千葉県看護協会のナースセンターを使うケースがほとんどです。
訪問看護は、SNSに力を入れている会社も多いため、気になるステーションがあれば検索してみるのもおすすめです。
投稿内容がすべてではありませんが、看護師の人数や年齢層、雰囲気などが見えてきます。勉強会の有無や休みの過ごし方を載せていることもあるため、参考にしてみましょう。
SNS上のメッセージから応募できるケースもありますが、比較検討したい場合は求人サイトやナースセンターを利用するのが一般的です。
②訪問看護に転職するのが不安なときは、教育体制を重視
訪問看護が未経験の場合、はじめは1人で訪問するのが不安に感じるでしょう。そんな時は教育体制が充実しているところを探すのがおすすめです。
「人手不足で、未経験なのに初週から1人で訪問することになった」「入る前は知らなかったけど、新人でもオンコール対応することがあり不安」という話は、正直よく聞きます…
・独り立ちまでフォローしてくれる体制があるか
・オンコールは誰が、いつから、どの頻度で担当するか
・20代スタッフが長く働けているか
・勉強会は定期的に開かれているか
などを、求人サイトの情報やホームページ、インスタグラムなどから情報収集して判断してください。
③千葉市で訪問看護をするなら運転免許があることがベター
千葉市の訪問看護ステーションでは、「普通自動車運転免許」が必要な場合はほとんどです。
訪問エリアによっては電動自転車を採用しているところもありますが、全国的に見ても、東京23区内以外は車で訪問するケースが一般的です。運転に不安がある場合は注意してください。
3.転職希望先へ応募して、面接へ
①応募するために必要な書類を作成する
応募から面接までの流れは、病院と大きく変わりません。履歴書や職務経歴書など、指定の書類を準備します。
多くの訪問看護ステーションが、20代の訪問看護未経験者も歓迎しています。志望理由をしっかり書いておけば、未経験であることはまったく問題ありません！
②面接で自己アピールをする
面接では、「なぜ病院ではなく訪問看護を志望したのか」を聞かれることが多いです。事前にその訪問看護ステーションの特徴を調べて対策しておきましょう。
筆者自身が面接で実際に聞かれた内容を一例としてご紹介します。
・自己紹介をお願いします。
・この会社に志望した理由を教えてください。
・前職の退職理由を教えてください。
・医療上のアクシデントが起きたとき、どのような行動をとりますか。
・1人での対応が求められることもありますが大丈夫ですか。
内定後、機会があり面接担当の方に採用理由を聞いてみたところ
・ハキハキ喋っていたので、利用者さんとコミュニケーションしている姿が想像できた。
・退職理由が『病院で経験を積んでから訪問看護をやりたかったから』という前向きな理由だったのが好印象だった。
と教えていただきました。
質問と回答を考えて対策しておきつつ、本番では礼儀正しく、元気良く話すと好印象です。
③面接で質問することも大切！
実は、面接で質問することもアピールになります。訪問看護師は、1人で行動することも多いため「自主性」や「情報収集力」も重視されているのです。
筆者が実際にした質問と、後から面接担当の方にお聞きした印象をご紹介します。
・「どんな疾患の方が多いですか？在宅での看取りにも興味があるので知りたいです。」
→訪問看護の仕事内容を理解していると感じた。また、内定後にもしっかり自己学習する意欲を感じた。
・「御社にはどのようなキャリアアップを目指す方が多いですか？」
→管理者への昇進などの高い目標を持っているようで、好印象だった。
教育体制や残業時間など、具体的なことを聞くのももちろんOKです。ですが、そればかりだとアピールにはならないので、前向きな質問をするのも大切です。
④転職先のステーション見学ができる場合は行っておくのがおすすめ！
訪問看護ステーションによっては「職場見学」ができる場合もあります。
看護師の表情や実際の忙しさなど、現場でしか感じられないこともあるため、ぜひ行っておくのがおすすめです。
4.内定したら退職を確定して、いよいよ訪問看護師へ
①内定の連絡が来たら返事をする
内定の連絡をいただいたら、改めてしっかり考えた上で、早めの返事を心掛けましょう。
訪問看護ステーションの人員配置に関わることなので、返事が早いと「助かる」と思ってもらえます。
②引き継ぎを完了して円満退職する
今の職場を円満退職しましょう。引き継ぎのスケジュールなどを事前にしっかり決めておくとスムーズです。
訪問看護での転職はステップアップであることをアピールすれば、今まで一緒に働いてきた方々も、気持ち良く送り出してくれるでしょう。
5.まとめ
訪問看護師の転職活動のステップについて解説しました。
訪問看護は、ステーションによって忙しさや教育体制などが大きく異なります。自分の譲れないポイントを決めることと、それに合わせた情報収集を行うことが大切です。
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