医療事務の仕事にやりがいを感じながらも、患者さまの対応や院長先生、看護師さんそして医療事務仲間などと関わる中で「ちょっと疲れたかも・・・」と思う日もあるのではないでしょうか?
今回は、主に地域特化型のクリニックの医療事務として働くみなさんの「クスッと笑える医療事務あるある」をご紹介したいと思います。
日頃頑張っているみなさんの心があったかくなるように、ホッと癒されるようなお話をたくさん集めてみました。
「あるある!!」と楽しみながら読みすすめてみてくださいね!
受付時間・待ち時間あるある
医療事務あるあるで一番と言っていいほど耳にするのは「受付時間・待ち時間あるある」で、共感できる人も多いのではないでしょうか?
実際は対応がかなり大変な「あるある」ですが、自分だけでなくみんなが経験しているんだな、と思うことで少しが気持ちが楽になるかもしれません。
待ち時間が長すぎて次の用事に間に合わないクレーム
待ち時間をより少なくするために「予約制診療」の場合でも、診療内容によって時間が後ろ倒しになることもしばしばあります。
10分そこそこであれば「しょうがない」と待ってもらえるケースも多いですが、20分~30分、ときには1時間以上待たせてしまうこともありますよね。
時間とともに患者さまのイライラボルテージの上がり具合が、受付窓口にもじわじわと伝わってきます。
「そろそろ来るかな?」という予感が実感に変わった頃、
「〇時に予約してるんだけれどあとどれくらいかかる?」
「このあと〇時から歯医者さんの予約があるんだけれど間に合わないじゃない!」
ああ、来てしまった。
時間に余裕を持って来院してもらえるのが一番なのですが、みなさんいろいろお忙しいですよね。
あやまり倒すのも、医療事務の大切な役目なのだ!と自らを奮い立たせるのもスキルのひとつかもしれません。
受付終了間際の来院ほど診察時間が長く残業になる
「本日の受付は終了しました」の札を入口のフックにかけて、「あ~今日も1日頑張った!!」と受付に戻ってほっと一息ついたのもつかの間、
「初めてなんですけど」と、立札の存在をものともせず、来院される患者さま。
心の声:(受付終了・・・しましたけど・・札に書いてありましたよね?わりとデカめのやつ)
「本日の受付は終了しましたので。」なんて言わせない気迫。
「大丈夫ですよ!」と新患の受付をし、「今日は私がお迎え当番なんだけどな~」なんてそわそわしながら、看護師さんや院長先生にお声がけします。
院長先生も丁寧に問診しながら診察、ときにはレントゲンや血液検査なども必要な場合もあり、患者さまからの積極的な質問の嵐で気が付けば残業。
子供のお迎えにギリギリ到着!!という経験をした人も多いのではないでしょうか?
「ギリギリ来院」された患者さまにはそれなりの事情があるのかもしれませんが、なぜか診察がさくっと進まないことが多く、これも医療事務あるあるのひとつですね。
常連患者さまあるある
地域密着型のクリニックでは、長年通院されている患者さまや、親子代々でお世話になっている患者さまが多いことが特徴だと言えます。
医療事務の人達よりも「このクリニックの歴史を知っている」「常連患者さまあるある」をご紹介します!
受付を顔パスで済まそうとする
来院受付の際には診察券を窓口に出してもらい、来院受付をするのが通常ですが、受付の医療事務スタッフとも顔見知りの常連患者さまは、
受付事務員:「あ!〇〇さんこんにちは!」
常連患者さま:「おす!今日もよろしく!!」
と、窓口に軽く手をあげてご挨拶しそのまま診察券を出さずに待合室のイスに直行されます。
「〇〇さん、診察券は?」と促すと「僕、何年お世話になってると思ってんの?わかるでしょ?診察券、いる?」とニコニコ。
ここは居酒屋じゃないんだから、他の患者さまと同じように診察券を出して受付してくださいね、と思わず口にしてしまいそうになりますね。
自分のルーチンワークが決まっている
診察が終わった患者さまは、窓口に呼ばれてお会計を済ませお帰りになるのですが、常連患者さまは、お会計の際にも「自分は特別」と思っている方も少なくありません。
毎回の診察内容が一緒だから診察料もいつも一緒。
診察が終わると「終わりましたよ~」とすぐに窓口に来られ、窓口に仁王立ちしてお会計を促す常連患者さま。
「おつり無し」の状態でお金を出されるツワモノもいらっしゃいます。
他の患者さまの「あれ?」という視線を感じつつ「順番にお呼びしますからね~ソファーにお掛けになってお待ちくださいね」とやんわりお伝えし、「ここはあなただけのクリニックではないんですよ~」と言ってしまいそうになる、医療事務あるあるです。
来院しない日が続くとかえって心配になる
本来ならクリニックにお世話にならず健康でいることが一番です。
しかし、常連患者さまがパタッと来院されない日が続くと
「どこか具合でも悪いのかな?」と妙に気になってしまうという、医療事務あるあるです。
顔パスで受付を済まそうとする、自分の決まったルーチンで行動しようとする常連患者さまですが、元気に来院されている姿に、クリニックのスタッフのほうが元気をもらっているのかもしれませんね。
受付窓口あるある
クリニックの受付窓口はいろんなドラマが繰り広げられる空間なのです。
こんな「受付窓口あるある」もあるのです。
受付窓口がケータイショップ化してしまう瞬間がある
診察が始まるまでのほんの10分程度の空白の時間。
医療事務スタッフ同士の他愛もない会話は、周囲にも聞こえています。
「LINE通話の着信音を変えかたがわかんないんだけど」
「LINE通知がいちいちこないようにできるの?」
「スクショの仕方おしえて」などなど。
「それはですね~、こうこうこうやって~」と解説しようものなら、看護師さんや、スマホにウトい院長先生までも受付エリアに「はい、集合~!」状態に。
その会話を聞きつけた常連患者さまもジョインすることもあり、クリニックの受付が「ケータイショップ化」してしまう瞬間があるのです。
どこか、ほっこりする受付窓口あるあるですね。
院長先生との終わらないラリーに巻き込まれる
診察が終わって会計の際に、患者さまから
「次の診察日はいつだっけ?先生に聞いてきてくれる?」
院長先生に確認しにいくと「さっき言ったでしょ?」と、いわんばかりの院長先生の顔。
受付に戻り、次の診察日をお伝えすると、
「あ、今日はお風呂に入ってもいいのかなあ?」
また、院長先生に確認しに行き・・・・・・。
今日はお風呂は軽くシャワーで済ましてくださいねと伝える。
「あ、やっぱりシップも出してもらおうかしら?」
また、院長先生のところへカルテに追加してもらうように言いにいく・・・。
この終わらないラリーに巻き込まれたことはありませんか?
患者さまは、院長先生に言われたことを忘れてしまったり質問したりするタイミングを逸してしまうこともしばしば。
笑顔で!と自分に強く言い聞かせながらも心の奥底では「1回にしてくれ!」と叫んでいる自分がいます。
複雑な医療制度の説明の際に院長先生が窓口に登場してしまう
医療制度は頻繁に更新されたり新制度が導入されたりと、情報をいち早くキャッチアップするために医療事務は、日々勉強が欠かせません。
自分でも、完璧に理解できていないことを突然質問された際に、一生懸命説明してもなかなか理解してもらえないことも少なくありません。
特に高齢の患者さまへの説明は難しいものです。
そんなやりとりを院長先生がずっと聞いていたのか、満を持してついに・・・
院長先生が受付窓口に登場してしまうことも。
あ、先生スミマセン。
と思いながらもそっと一歩下がって、院長先生に説明を全部任せてしまうのもありですね。
その他番外編あるある
ここまでは、仕事中にまつわる「医療事務あるある」をご紹介してきました。
番外編としてこんなこと、「あるある!!」って思った人はいませんか?
スーパーの特価品情報はどこよりも早い
地域密着型のクリニックでは、患者さまも自分も同じ地域に住んでいることから同じスーパーを利用していることが多いですよね。
患者さまと仲良くなると日々の会話の中で、自然とスーパーの特売品の情報をゲットすることができます。
朝バタバタしていてスマホのチェックを忘れていても大丈夫です。
仲良しの患者さまのどなたかが必ず最新情報をゲットしてくれています。
院内のイケメンはすべてベンチマークしてしまう
クリニックで働く人は女性比率が高く、出逢いのチャンスは多くはないのが実情です。
そのため、「イケメン」が視界に入ると無意識にベンチーマークしてしまうのも、医療事務あるあるです。
新患で来院したスーツをびしっと来たイケメン、体育会系風のイケメン、将来有望なちびっこイケメンまで、目に入ったイケメンはすべてチェックしてしまいがちです。
患者さま以外でも、担当のMRさんはイケメン率が高く、先生の診察終了を待つ立ち姿にうっとり見入ってしまうこともあるのではないでしょうか?
気になるイケメンが院内に現れた際には、心のこもった笑顔と対応で出逢いのチャンスを創り出してみてくださいね。
まとめ
今回は、地域密着型クリニックの医療事務あるあるをご紹介しましたがいかがでしたか?
地域密着型ともなると、常連の患者さまも多くその分距離感が近くなり難しいこともあるかもしれませんが、長いお付き合いの中でほっこりとすることも多いのではないでしょうか?
患者さまにとって病気や怪我を治しに来るだけでなく、医療事務に携わるみなさんとの会話や笑顔に、きっと心も癒されておられることでしょう。
この「医療事務あるある」の記事を読み、医療事務の仕事のやりがいや素敵さを改めて感じ取っていただければ嬉しいです。
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