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海外で看護師として働くための準備とメリットまとめ!

前提として、オーストラリアでは、看護師資格の種類はRN(レジスタードナース:正看護師)、EN(エンロールナース:准看護師)、AIN(アシスタントナース:看護助手・介護士)に分かれています。
どの資格を取得したいかで必要な英語力、学位や単位も変わってきます。
私はAINとしてオーストラリアで働きましたので、今回は主にAINについてお伝えしていきます。
まずオーストラリアで看護師として働くための準備は、主に「英語力」「資金準備・学校探し」の2つです。
これらをきちんと行うことで、あなたのAINの経験は何倍も密度の濃いものになるでしょう!
また海外で看護師として働くメリットとしては、「海外と日本の看護の違い、働き方の違いを体験できる」「時給や給料が高い」といったことが挙げられます。
日本で行ってきた看護とは、文化の違いもありますが、驚くほどに違っていて、衝撃を受けたのを覚えています。しかし同時に日本の看護の丁寧さやきめ細やかさなどの良い点にも気づくことができ、視野が何倍にも広がりました。
半年間働いて学校の費用は取り返すことができましたので、後者は言うまでもありません。

渡航前に英語力を鍛えて、何倍も濃い経験をしよう!

通う予定の学校は、どの程度の英語レベルを求めているか知ろう。

まずAINになるには、同僚はもちろん、患者様とのコミュニケーションは欠かせません。
そのため英語力が重要になってきます。
またAINの学校に入学するためにも、英語レベルの基準が設定されているところが少なくありません。
AINであれば中級以上の英語力があれば入学可能と思います。
そのためご自身が行きたい学校がどの程度の英語レベルが必要なのか、まずは調べましょう。
試験の種類も、TOEIC、IELTS、TOEFULなど様々な種類の試験があるので、学校の規定を確認しておきましょう。
それが分かったら、あとは試験を受けるだけ。
オンライン英会話、英語の練習アプリなど様々な方法を駆使して、勉強を進め、英語力の底上げを狙いましょう!

単語・文法は一通り勉強しておこう。

私はオーストラリアに渡航して思ったことがあります。
「これくらいなら日本でも勉強できたな。」と。
やはり現地で友達を作るにも、共通言語である英語が話せないと、会話ができません。
友達に話しかけたいけど、英語に自信がなくて話しかけられない…と悔しい思いをすることを想像してください。
そうならないためにも、まずは日常会話から学び、アウトプットの練習をしましょう。
ちなみに日本人は、読み書きは得意だけど、話せないという方が多いです。
日本人の周りを気にしすぎる性格だからでしょうか。
日頃から独り言などを英語で言ったりしながら、英語を話す・触れる・口から出す機会を多くしましょう。
今はYoutubeなどの動画サイトでもたくさんの英語のコンテンツがあります。工夫して活用してみてください!

自分が行きたい国のアクセントに慣れておこう。

私はフィリピンのセブ島で3か月間英語を勉強してから、渡豪しました。
しかしオーストラリアの空港に着いたときに、オーストラリア人の英語が聞き取れなくて、とてもショックを受けました。
そのくらいアクセントが違う英語は聞き取ることが難しいです。
また現地の方の英語はもちろんですが早いです。
2か国留学をすることは自分の自信にもなると思いますし良いと思いますが、自分が行きたい国の英語を聞くのを忘れないようにしましょう!

自分が安心するくらいの資金を準備しておこう!(200万ほど)

オーストラリアの物価・家賃

ご存じの方も多いと思いますが、オーストラリアは物価が高いと言われています。
お菓子などは100円くらいで買えるものも多いですが、肉、魚、野菜、果物など食料品は日本の1.5倍~3倍くらいでしょうか。
また海外に住んでいると、日本の味が恋しくなりますよね。
ご安心ください。
日本人スーパーやアジアンスーパーも数多くありますので、めんつゆ、みりん、しょうゆ、だしなどなど一通りはそろいます。
ただ日本の調味料は、3~5倍の価格は当たり前です。納豆が3個入り1パックで500円ほどのときは驚きました。(友達は納豆を炊飯器で手作りしていました。)
家賃は都市によって差が激しいですが、もしシドニーでオウンルーム(1人部屋)に暮らしたいと考えていらっしゃるなら、キッチン、バスルームは共有で1か月10万ほどは覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
2人部屋、4人部屋だと値段を抑えることができます。
そんなこんなで、1か月の生活費(家賃、食費、消耗品、ガソリン、車の維持費等)はおおむね20万位はかかっていました。
(学校卒業後)もちろん仕事が見つかれば、お金には困らないとは思いますが、学校に通っている期間はどうしても学業優先になってしまうと思いますので、資金に余裕があるに越したことはありません!

日本人の詐欺被害が多いので気を付けよう。

上記のように、オーストラリアは日本と比較して生活費がかかります。
そして英語が不慣れな人たちを狙う詐欺被害が多発しています。
その多くはオンライン詐欺です。
友達は800万ほどの被害がありました。
また海外の詐欺グループは拠点がどこにあるか分からないところが多く、逮捕はできないと言っても過言ではありません。
警察もあてにはなりません。
あちらも詐欺のプロですので、グルになって1人をだまそうとしてくるそうです。
何かおかしいと思ったら、周りの頼れる人、現地の頼れる友達に相談してください。
本当に気をつけてください!

海外で看護師として働くと、日本の看護との違いとワークライフバランスの大切さを学べる!

日本の看護との違い

今思うと、日本で看護師として働いていたときに、「自分より患者様を守らなきゃ。患者様が一番。」と思いながら、多忙なときは仮眠や食事の時間も割いて働いていたのを思い出しました。
よく言えば患者様中心の医療ですが、やや自己犠牲の精神もあったと思います。
もともと中学生の頃から腰椎椎間板ヘルニアを患っていまして、仕事中はコルセットをしながら移乗やおむつ交換などを行っており、腰の調子が悪いときは仕事をすることもつらい状態でした。
しかしオーストラリアでAINとして働きだしてから衝撃を受けました。
オーストラリアでは、日本と違って人が人を移乗することは推奨されていません。
むしろそれを行うのは緊急事態のみで、移乗は基本的にリフターで行います。
機械が患者様を持ちあげてくれるので、私たちは機械の操縦と安全管理をします。
確かに人が人を移乗させるのは転倒リスク(共倒れ)がつきものですから、機械を使うことで、一番の危険要因である持ち上げる動作は機械が助けてくれるため、転倒のリスクを著しく減らすことができるし、看護師の負担も減らすことができるので、日本にも取り入れてほしいと本当に思っています。
またオーストラリアでは、きちんと患者様にダメなものはダメと伝えます。
患者様もスタッフもお互いにリスペクトを持ちながら関わるのです。
患者様が大きな態度をし、スタッフが言いなりになることはありません。
お互い気持ちよく仕事ができるようにコミュニケーションを取っていたのがとても印象的で、素敵だなと思いました。

ワークライフバランス

オーストラリアでは、文字の通りワークライフバランスの考えが根付いています。
そのため休日もしっかり取りますし、周りを気にして長期休みを取らないこともありません。
また体調が悪いときには、自分の体が一番ですから、休むことを推奨しています。(夜勤で1人勤務のときなどは行かざるを得なかったですが。)
また残業もすることがないように、次のスタッフが仕事を引き継ぐ体制が作られています。
勉強会などがあったときはもちろんお給料も発生しますし、「自己研鑽」という言葉で終わりにさせない、労働の対価を支払うシステムが整っており、驚きました。

AINは時給が高い!

時給の平均、祝日は時給が更に高くなる!

こちらがAINの仕事が有名になった最大の理由ではないでしょうか。
オーストラリアは物価も高いですが、時給も高く、AINは$27~$37/hの時給が支払われ、祝日やイースター(5月)、年末年始などのさいは更にその時給から1.5倍~3倍となります。
また英語力があれば、エージェントのシステム(看護師派遣会社)に登録することもでき、毎度働く場所は違うなどの苦労もありますが、$50/hの職場もあります。
日本では考えられないような時給ですよね。

働く場所もいろいろある!

AINはいわゆる介護の専門職になりますので、働く場所は病院から介護老人保健施設、グループホーム、またホームケアで訪問介護士として個人と直接契約をして稼ぐことも可能です。
お金持ちの方がオンライン上で介護士を募集していたりもしますので、オンラインの情報は定期的にチェックしているとよいでしょう。
自分の好きな場所で好きなスタイルで働くことができますので、とても働きやすいです。
近年オーストラリアでのワーホリ人口が増え、仕事難民が増えていると騒がれていますが、AINは資格職ですので、働き口を探すのは苦労しませんでした。
私は英語力がそれほど高かったわけではありませんが、日本人で看護師をしていたというと、真面目で一生懸命に仕事をしてくれるイメージがありますので、英語力さえ問題なければ就職はしやすいです。
ぜひ自信を持ってレジュメ配りにも行ってみてください。

まとめ

海外でAINとして働く準備とメリット、いかがでしたでしょうか。
「看護」は世界共通です。
言語が違うだけで、看護師の仕事の根本である「コミュニケーションを通して相手を理解する」ことは変わりません。
英語力を身に付ければ身に着けた分、現地での経験の濃さが変わってきますので、ぜひできることは日本で準備をしていき、より充実した経験ができることを祈っております。
人生一度きり、自分がやりたいことにトライして、今とは違った景色、違った自分に会いたくはないですか?
また日本でも様々な職種にトライすることができ、自分に合った職種や職場を選ぶことができます。
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