「訪問看護に転職したいけど求人の見方がわからない！」
「訪問看護ステーションはどういう基準で選んだら良いの？」
「千葉市で働きたいけど地域によって差はあるの？」
という疑問を持っている方も多いでしょう。
筆者は、訪問看護師として働く中で「この訪問看護ステーションにしてよかった！」と思うことがたくさんあります！
一方で「でもここはもうちょっとチェックしておけばよかった…」と思うこともありました。
よくある転職の失敗談も参考にしながら、転職前にチェックしてほしいことをご紹介します。訪問看護への転職で後悔しないよう、ぜひ確認してみてください！
1.訪問看護師の体験談
①やりがいを感じたこと
筆者が訪問看護師として働いていて、「ここの訪問看護ステーションにしてよかった！」とやりがいを感じたのは、自宅でのお看取りに立ち会わせていただいた時です。
利用者様のご家族様から「あなたがいてくれたから、安心して自宅で看取ろうって思えたんです。」というお言葉をいただけて、訪問看護師になってよかったと思いました。
私は在宅での終末期看護に興味があったため、転職活動での職場見学の際に、「在宅での看取りにも対応しているか」を必ず確認していました。訪問する利用者様に多い疾患なども確認しておいたおかげで、やりたかった看護に携わることができたのです。
ですが、訪問看護に転職する際に選び方を間違ってしまうと「失敗した･･･」となりかねません。本章では、よくある訪問看護への転職の失敗談を3つご紹介します。
転職の失敗談①：1日8件！忙しすぎる訪問看護ステーション
訪問看護ステーションによって、目標とする訪問件数には差があります。
訪問1件あたり30分〜60分のことが多いため、1日6〜7件訪問すると忙しいと感じる方が多いようです。
千葉市でも、訪問看護ステーションによっては、移動時間や休憩時間を詰めて1日7件以上の訪問を目指しているところもあります。
忙しいのが好きな方や、インセンティブでたくさん稼ぎたい方にはおすすめですが、忙しいのが苦手な方は「失敗した」と感じることもあるようです。
転職の失敗談②：責任が重い…向いてない？と感じてしまう
訪問看護は基本的に1人で訪問します。
訪問先で救急搬送を1人で対応することもあります。その際に、すぐに先輩や上司と連絡を取って相談できる訪問看護ステーションもあれば、他のスタッフも忙しくて誰とも連絡がつかず、相談できないなんてことも…
責任が重いため、せっかく転職できても「訪問看護師は向いていなかった…」と感じて辞めてしまう方もいるようです。
ですが、フォロー体制や教育体制が整っているステーションはたくさんあります。「向いていないかも」と思う前に、体制が整ったところを探してみましょう！
転職の失敗談③：地図が読めない…トイレ問題も！
訪問看護師は、自転車や車で利用者様の家を回ります。千葉市では車で訪問することがほとんどです。基本的に、利用者様の家のトイレをお借りすることはないため、コンビニや公園のトイレを使用することになります。
看護と直接関係がないことですが、地図が苦手な方にとっては実は大問題です。私の同僚でも「訪問看護は楽しいけど、地図が読めないから行きたい時にトイレが見つからないのがつらくて…」という理由で退職した人もいます。
訪問看護師をするなら、よく知っているエリアや好きな地域で働くのがおすすめです。
2.理想の働き方から選ぶ
①訪問看護師の忙しさの見抜き方
訪問看護ステーションの忙しさの実際を見抜くことは、ネット上の情報だけでは難しいでしょう。
見抜くポイントとして、忙しい訪問看護ステーションは
・常に求人が出ている（退職者が多い可能性あり）
・職場見学に行ってみて、定時が近いのに看護師が訪問から帰ってこない
・訪問件数のノルマが課せられている
ということが多いようです。
理想の働き方を考え「忙しすぎる職場は向いていないかも」と思う方は、注意して見てみてください。
②給与体系を詳しくチェック
千葉市の求人でも、給与体系はさまざまです。
・基本給
・ボーナス
・インセンティブ（訪問件数に応じて加算される給与）
・オンコール手当
などの項目はよくチェックしておきましょう。月給が高くてもボーナスがほとんどない訪問看護ステーションなどもあるため、細かいところまで確認することが大切です。
③オンコールの有無
オンコールとは、利用者様の緊急時にすぐに訪問できるように、営業時間外に携帯電話などを持って待機する制度です。
病棟の夜勤とは違い、自宅や事務所で電話を持つだけで終わることもありますが、いつ呼ばれるかわからない緊張感や、夜間に1人で緊急対応をする責任の重さなどはあります。
訪問看護ステーションによっては、オンコール対応をしていないところや、月1回程度で良いところ、週1回以上持つところなどさまざまです。
3.安心して働ける環境を選ぶ
①教育体制
訪問看護ステーションによっては、即戦力を求めていて、転職してすぐに担当を任されるところもあるようです。
一方で、新卒の看護師を受け入れていたり、プリセプター制度を取っていたりして、教育体制が整っているところも多くあります。
求人に「教育体制充実」「未経験歓迎」の記載があるかどうかだけでなく、職場見学や面接で実際に教育体制について確認すると良いでしょう。
②年齢層
20～30代ではじめて訪問看護ステーションに転職する方は、同世代の看護師が多い訪問看護ステーションがおすすめです。
不安や悩みを相談しやすいだけでなく、同世代が働けるほど教育体制やフォロー体制が整っている可能性が高いからです。
SNSアカウントやホームページや求人の写真から、働いている人の年齢層を確認してみることもできます。
③ステーションの雰囲気
千葉市の訪問看護ステーションでも、SNSやホームページがあるところがたくさんあります。
また、実際に職場見学などで働いている人たちの様子を見させていただくこともできます。
転職してから、「なんだかイメージと違った…」とならないように、チャックしておくと良いでしょう。
4.理想のエリアの求人を選ぶ
①土地勘のある訪問エリア
千葉市の訪問看護ステーションの対応エリアは、ステーションから半径5〜15km程度のことが多いようです。
住んだことのあるところや行ったことのある地域だと、地図が読みやすいだけでなく、トイレやコンビニの場所も把握しやすいため、働きやすいことが多いです。
土地勘のある、得意な地域をチェックしてみましょう。
②運転技術が必要か
千葉市の訪問看護ステーションはほとんどが車移動で、普通自動車免許必須の求人が多いようです。社用車が使える場合や、自家用車可の場合などさまざまあるため、求人で確認しておきましょう。
数は多くないですが、運転免許のない方やペーパードライバーの方でも可能な求人もあります。
③対応する疾患や地域による特性があることも
精神科や小児科に特化した訪問看護ステーションもあるため、専門分野に特化した訪問看護ステーションを選ぶこともできます。
また、地域特性によって高齢者の方が多い地域や、独居の方が多いことなどがあります。
興味のある看護分野がある方は、職場見学や面接で確認してみると良いでしょう。
まとめ
今回は先輩看護師として、筆者の訪問看護師経験をもとに、訪問看護ステーションの選び方をご紹介しました。
せっかく訪問看護師に転職したのに、理想と違う働き方をするのはもったいないです！
「給与体系」「オンコールの有無」など、求人を確認すればわかる情報はもちろん、実際に現地に行ってみたり、SNSなどを見たりしてわかる「雰囲気」「忙しさ」などの情報もあります。
千葉市で訪問看護への転職を考えている方は、まずは情報収集が重要です。
「看護師求人検索バナー」から、比較検討してみましょう！
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