千葉市で訪問看護ステーションへの転職を考えている方の中には、
「合わなくてすぐ辞めちゃった人がいるって聞くけど大丈夫かな?」
「1人で訪問するなんて、私にできるのかな?」
と不安に感じる人もいるでしょう。
実は、筆者も同様に不安いっぱいの中、訪問看護師に転職しました!
今回は、筆者自身が転職前に感じていた不安や、転職相談を受ける中でよく聞く質問に対して、先輩看護師としてお答えしていきます。
1.1人での訪問が不安
①訪問看護の仕事内容とは
訪問看護師は、利用者さんの家に訪問して看護をする仕事です。
・バイタルサインの測定
・入浴介助やおむつ交換などの日常生活介助
・点滴や褥瘡処置などの医療処置
・機能改善や拘縮予防のリハビリ
利用者さんの家にお邪魔するので、マナーや礼節などが重視されます。
また、その家にあるもので処置しないといけないことも多く、応用力が必要なこともあります。
はじめは環境の違いに慣れないかもしれませんが、病棟である程度の看護技術を習得していれば、問題なく実施できる看護技術がほとんどです。
②教育体制がしっかりしているところもある!
訪問看護業界は、若手の育成に取り組んでいるところが多く、千葉市の訪問看護求人でも「初心者歓迎」「教育体制充実」の訪問看護ステーションはたくさんあります。
筆者自身も、病棟勤務で経験したことのない看護技術や、やったことのない医療処置の技術が求められることもありました。
その時は、社内の技術研修に参加したり、先輩看護師の訪問に何度も同行させてもらったりして、技術を習得しました!
教育体制を重視して求人を探せば、安心して働くことができます。
③コミュニケーションが大切
訪問看護師にとって、コニュニケーション力はとても重要です。
1人で訪問しているのに、利用者さん以外で誰とコミュニケーションをとるの?
と思われるかもしれませんね。
たとえば、以下のような連携をとります。
・先輩看護師にチャットツールで連絡して相談する
・利用者さんの医療処置について、医師に電話して指示をもらう
・利用者さんの最近の状況をケアマネージャーにFAXで報告する
・利用者さんの家族へ、週末に買ってきてほしい処置物品をメールで伝える
訪問自体は1人で行いますが、周りの多くの人と連携をとりながら動けるので、「自分1人で責任を負わないといけないのでは」と気負いすぎる必要はありません。
むしろ、コミュニケーションをとるのが好きな人にはとても向いているお仕事です。
④1人が楽しくなることも
訪問を終え、次のお宅までの移動時間は、貴重な1人の時間です。
筆者は、移動時間に記録をしたり、次の訪問先の情報をまとめたりして、自分の頭を整理する時間に使っています。
はじめは不安だった1人行動の時間も、頭を切り替え、リラックスする時間にできてからは楽しい時間になりました!
2.体力的にきつい?
①最初は日勤続きに慣れないことも
病棟勤務から訪問看護へ転職してきた看護師の中には、はじめの1~2ヶ月は
「5日連続働くのがきつい…」
と感じる人も多いです。
千葉市の訪問看護ステーションでも、土日休みなどの固定のお休みで、週5日勤務の求人が多いようです。
慣れるまでは体力的にきついと感じる人もいますが、訪問看護師は夜勤もなく規則正しい生活が送れるようになるため、「体調が良くなった」と感じる人も多いです。
②暑さや寒さが大変
訪問看護師は、暑さや寒さ、悪天候の影響を受けます。
雨や雪の日は移動が大変なのはもちろん、夏の暑い日にクーラーのないお宅を訪問することも…
ベテランの訪問看護師は、雨の日にはレインブーツや雨具の用意、暑い家に訪問する際には冷感タオルやハンディ扇風機など、万全の対策をしています。
快適に訪問できるよう工夫することも大切です!
③介護量が多いケースもある
訪問看護師は、1人でおむつ交換や褥瘡処置を行うこともあります。
病棟では、誰かと2人で介助していたことも、1人でやらないといけないケースも多々あるため、無理をして体を痛めてしまう人もいます。
訪問看護師が介護業務で体を壊さないためには、我慢するのではなく、利用者さんの家族の協力を得たり、福祉用具を活用したりする必要があります。
持病などで不安がある際には、面接で相談してみると良いでしょう。
3.訪問看護って危険?ハラスメントやトラブルは?
①ハラスメントへの対応策がこうじられている
残念なことですが、実際に利用者さんからの暴力やハラスメントを受けたことのある訪問看護師もいます。
1人で密室での対応になるため、不安に感じる方も多いでしょう。
千葉市でも、訪問看護師へのハラスメントが問題として取り上げられています。そのため経営者には、ハラスメント対策の研修を実施することや、具体的な対策をこうじることが求められています。
筆者自身も、利用者さんから暴言を受け、管理者に報告したことがあります。
その際、利用者さんは「冗談のつもりだった」とのことでしたが、本人と家族への厳重注意と、担当変更で対応してもらい、その後はその利用者さんがハラスメントをすることはなくなりました。
ハラスメントへの訪問看護ステーションの対応については、面接や職場見学の際に聞いてみても良いでしょう。
②クレーム対応があることも
一生懸命看護していても、クレームを受けることがあります。
訪問看護師は、1人でクレームを聞く状況になることもあるので、不安に感じる方は多いです。
対応として、普段から利用者さんと良好な関係性を築いておくことや、訪問看護ステーション内で対応を統一しておくことが求められます。
訪問看護師が不安を持った状態で対応することで事態が悪化することもあるので、すぐに上司に報告できる体制の訪問看護ステーションを選ぶのがおすすめです。
4.訪問看護って潰れる会社もある?
①潰れる訪問看護ステーションもある
訪問看護の需要は高まっており、ステーションの数はどんどん増えています。
一方で、廃業する訪問看護ステーションも、実はたくさんあります。
訪問看護ステーションが潰れる理由としては以下の2つが多いようです。
・人員不足
・売上を上げることができない
「せっかく転職した訪問看護ステーションが潰れてしまう?」
と不安になる方もいるでしょう。
比較的、安心して働ける訪問看護ステーションの選び方を以下に紹介します。
②人員が不足していないか
人手不足の訪問看護ステーションは、忙しさからさらに離職率が高まります。
常に「急募」の求人が出ていたり、職場見学に行ってみたら疲弊している看護師がいたりするところは要注意です。
求人情報だけでは、わからないこともあるので、職場見学やSNSなどの情報も参考にしてみましょう。
③大規模な訪問看護ステーションの方が安定していることも
大規模な訪問看護ステーションの方が、経営が安定していることが多いです。
理由としては以下があげられます。
・訪問看護経営のノウハウが確立している
・看護師が多くいることで、休みやすい環境が作れる
・24時間体制が整えやすく、地域からの信頼を獲得している
大規模な訪問看護ステーションが一概に良いとは言えませんが、安定的な経営をしているケースも多いため、チェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
訪問看護への転職にあたって、よくお聞きする不安について解説しました。
訪問看護師は、実際に大変なことがたくさんあります。ですが、その中で楽しみややりがいを見つけて、イキイキと働いている千葉市の訪問看護師さんもたくさんいます!
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